長浜市の観光名所・黒壁スクエアの一角に店舗を構える、甘味処「分福茶屋」。築150年以上とも伝わる落ち着いた店内で、多くの観光客の方々がゆっくりとした時間を楽しんでいます。
今回は、当メディアの編集メンバー・おばた(@obata__nagahama)と池野が、お食事や抹茶だけでなく雰囲気も楽しめる分福茶屋さんへ取材に行ってきました。
・黒壁スクエアへの観光を考えている方
・長浜で落ち着いたひと時を過ごしたい方
・滋賀県、長浜市の楽しみ方を知りたい方
上記に当てはまる場合は、ぜひ最後までお読みください。
明治時代の商家の旧建築を改装した茶屋。分福茶屋の建物のルーツは、150年以上前までさかのぼります。風情ある店内はお座敷が中心。庭を眺めながら、のんびりと落ち着いたひと時を過ごすことができます。
抹茶やスイーツの他に、うどんや茶そば、季節に合わせたメニューなど、ランチ時にもたくさんの人が訪れます。
私たちが取材に行ったのは7月下旬。夏休み期間ということもあり、子どもと一緒に来店されるお客様も多くいらっしゃいました。昔ながらの建物の雰囲気や畳が安心感につながり、「おばあちゃん家に来たみたい」「どこか懐かしい雰囲気がする」と、好評を博しています。
抹茶の味は混ぜ方や泡立ち方によって変わるそう。今回は店主の中村さんにコツを聞きながら、抹茶を点てさせていただきました。
【抹茶を点てる手順】
①抹茶にお湯を入れる
②底に沈んだ抹茶を分散させるようにゆっくりと混ぜる
③茶筅(ちゃせん)を浮かせて手首を前後に振り、泡が立つまで点てる
④抹茶の表面にきめ細かな泡ができるのを確認できたら完成
力加減や角度など、やってみると意外と難しい。点て方によって苦味や甘味が変わるのも、抹茶の楽しみ方の1つです。
お得なセットメニューである、「お抹茶セット(860円)」。抹茶と季節の生菓子またはぶんぷく餅よりお選びいただけます。
季節の生菓子は提供されるものが時期によって変わり、季節の移ろいと共に味の変化も楽しめるのがポイント。甘い生菓子とのコンビネーションが、美味しい抹茶の味がより一層引き立ちます。
また、生菓子やぶんぷく餅を乗せたお皿はステンドガラスでできたお皿を使用しています。「私たちのお店がある黒壁スクエアはガラスの街。ステンドガラス製品に興味を持った方が、周辺のステンドガラスガラス屋さんで購入していただけると嬉しいですよね。黒壁スクエアでやっているからこそ、意識して使っています」と中村さんは話されていました。
抹茶と季節の生菓子
抹茶とぶんぷく餅
「お抹茶セット」を購入した方は、和紙で作られた折り鶴をいただけます。折り鶴のプレゼントは、お店をオープンして30年以来ずっと続けられているそう。抹茶を頼んでいない方からも「折り鶴がほしい」と言われるほど、お客さんからの支持を集めています。
宇治金時(620円)
北海道から仕入れた小豆を使った「宇治金時(680円)」。お茶の風味とあずきの甘みが絶妙にマッチしており、暑い夏にもピッタリ。かき氷の中で人気No. 1の商品です。
かき氷には他にも、「氷分福(740円)」「涼風白玉ぜんざい(720円)」「ミルク金時(620円)」「いちご(570円)」があります。かき氷を食べて暑い夏を乗り切りましょう。
「早く食べたいの顔」
「美味しくいただきました」
お店はご家族を中心に経営されています
お店はご家族を中心に経営されており、アットホームな雰囲気の中で美味しいお食事やデザート、抹茶を楽しめます。
「子どもからお年寄りまで、老若男女誰でも気軽に来てもらえれば嬉しいです。ちょっと一服したい際にお立ち寄りいただき、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごせる場所にしてもらえれば」と中村さんは話されていました。
黒壁スクエア付近でゆっくりしたい時におすすめのお店。どこか懐かしさも感じる店内で、リラックスやリフレッシュする時間にしませんか?
住所 | 滋賀県長浜市元浜町7-13 |
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営業時間 | 9:00~17:30 |
定休日 | 火曜日(祝は営業) |
駐車場 | 無し |
電話 | 0749-62-0243 |